連呼式CVVCってどんな音源?
歌を歌いながら録音することで、実際の歌声に近い声を録音するCVVC音源です。
リンク[tmbox]のように、同じ音を連呼して収録することから、連呼式と呼びます。
録音時間は歌うフレーズによって異なりますが、リンクの春の小川の場合1時間前後で収録できます。
退屈な録音リストが嫌いな方や、リアルな歌声に近づけたい方にオススメです。
1セットの連呼式だけだと、使えるシチュエーションが限られてくるので、既に多音階連続音を録っている方にオススメです。
連呼式CVVCの長所は?
選んだガイドBGMにあわせて、様々な音階や表情が入り混じった15セット前後のCVVC音源が収録できます。
CVVCの音の選択肢が少ない欠点を克服しており、録音元と近い曲調の歌をUTAわせるのには滅法強いです。
また母音部分は自動で大明神連続音となります。
連呼式CVVCの短所は?
良くも悪くも録音時に使ったBGMの曲調に強く影響を受けるので、汎用性の高い音源にはなりにくいです。
収録してから使える状態にするまでの加工方法が少し煩雑で、原音設定も多いです。熟練の原音設定師で1音階あたり30分程度かかります。
補助ツールなしでUTAわせるのは大変なので、presampの導入がおすすめです。
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連呼式音源解説記事 [ゆ鳥さんのブログ]
連呼式音源が歌ってるものまとめ[ゆ鳥さんのブログ]
CVVCを単独音のように使えるようにするツール presamp [presamp配布所]
CVVCバイキングってどんな音源?
複数の表情音源セットから、利用者が好きなところだけ選んで使う音源セットです。
同じustの中で併用できる形でたくさんの表情音源を収録します。
中心となる音源は既存の多音階連続音や多音階CVVCを使っても構いません。
どんなに録ってもべた打ちのクオリティは変わらないが、録ればとるほど調声の幅が広がるのが特徴です。
CVVCバイキングの長所は?
録れば録るほど、使い込みに答える音源になります。
既存の多音階音源をベースにするなら、新録でクオリティが下がるような事故にもあいません
1セット10分以内で収録できるCVVC音源を活用することで、裏声や絶叫など、「曲中で数か所しか登場しないが、あるとクオリティが上がる音」をお手軽に導入できます。
多いことに魅力がある以上、大容量化が深刻になる連続音よりCVVCの方が向いていると言えます。
CVVCバイキングの短所は?
大量録音が前提なので、原音設定量が膨大になります。熟練の原音設定師で1音階あたり30分程度かかります。
補助ツールなしでUTAわせるのは大変か、収録量によってはUTAUの仕様的に不可能なのでpresampの導入がおすすめです。
presampでバイキング音源としてセットアップするのに若干の知識が必要となります。
リンク
小春音アミCVVCバイキング配布所[小春音アミ配布所]
presamp向け多音階音源併用の仕方 [ゆ鳥さんのブログ]
CVVCを単独音のように使えるようにするツール presamp [presamp配布所]
多音階連続音ってどんな音源?
言わずと知れた音源形式の王道です。
最も人間らしさを残しやすく、安定して収録できれば間違いなく最高に使いやすい音源を収録する手法です。
多音階連続音の長所は?
何も考えずに使っても人間らしくなりやすいです。
原音設定ができる人が使うことで、CVVCや単独音としても使うことができ、調声時に取りうる選択肢が最も多いです。
多音階連続音の短所は?
低音から高音まで、1セット1時間程度の録音を安定してこなせる能力が、中の人に要求されます。
また、原音設定をできない人が使う場合、音階の切り替わり目で不自然になることがあります。
原音設定量もそこそこ多く、熟練の原音設定師で1音階あたり90分程度を見込んだ方がいいでしょう。
単独音の原音設定を予め追加していない場合、初心者が音を出すところまでたどり着けないことがあります。
多音階CVVCってどんな音源?
多音階連続音ほどではないものの、自然な歌唱をしやすいです。
多音階連続音で収録が難しいが、多音階で録りたい場合に有効です。
多音階CVVCの長所は?
連続音の次ぐらいには人間らしい歌唱が出来ます。
多音階連続音と違い、音階の切り替え目が前の音に引きずられないため、違和感が生じにくいです。
1セットの収録時間が10分程度で終わるので、低音から高音まで、表情音源から作り声まで安定した音源を作りやすいです
CVVCの特性上、最初から単独音としても原音設定されているので、何の補助ソフトが無くてもとりあえず音は出ます。
多音階CVVCの短所は?
多音階連続音と違い音素を選ぶ余地がほとんどなく、調声時に取れる選択肢が乏しいです。
補助ツールなしでUTAわせるのは大変なので、presampの導入がおすすめです。
リンク
CVVCを単独音のように使えるようにするツール presamp [presamp配布所]
CVVC録音リストの選び方 [CVVC録音リストチェック]
連続音ってどんな音源?
[a か][u さ]のように、母音+子音+母音の3音セットを1組にした音源です。
例えば「おさかな」は[- お][o さ][a か][a な]となります
連続音の長所は?
他の録音方式に比べて、音の繋がり情報が多く記録されているため、人らしく歌わせやすい音源です。
自分で原音設定ができるなら、CVVCやれんたんじゅつ、単独音として使うこともあり、音の選択肢が豊富です。
setParamにある原音設定の自動推定機能がかなり優秀で、原音設定を手直ししなくてもなんとなくは歌ってくれます。
連続音の短所は?
1時間程度の録音を安定してこなせる能力が、中の人に要求されます。
ちゃんと原音設定しようと思うと、設定量がそこそこ多く、熟練の原音設定師でも90分ぐらいかかります。
単独音の原音設定を予め追加していない場合、初心者が音を出すところまでたどり着けないことがあります。
れんたんじゅつってどんな音源?
録音方法を工夫した単独音です。
1音ずつ録音する単独音とは異なり、連続音のように複数の音を続けて収録します。
フレーズ内の音を単独音として使うことによって、
CVVCってどんな音源?
[か][さ]など単独音(CV)と、[a k][u s]などのVCをあわせて使う方式です。
例えば「おさかな」は[お][o s][さ][a k][か][a n][な]となります
CVVCで使う単独音は普通れんたんじゅつのものなので、れんたんじゅつ+αといえます
調声に少しコツはいりますが、上手く使えば連続音ほどではないものの、自然な歌唱をしやすいです。
連続音で収録が難しいが、単独音では満足できない場合に有効です。
れんたんじゅつの長所は?
収録量が連続音の1/7〜2/7と極めて少なく、慣れた人なら3分程度で収録でき、連続音に比べて安定した音源を作りやすいです。
原音設定量は単独音と同じなので、かなり少ないと言えます。
連続音には及びませんが、単独音より滑らかに歌いやすいです。
操作方法は完全に単独音と同じなので、UTAU標準機能のみで不自由なく扱えます。
CVVCの長所は?
収録量が連続音の1/6〜1/3と極めて少なく、慣れた人なら5分程度で収録でき、連続音に比べて安定した音源を作りやすいです。
連続音の次ぐらいには人間らしい歌唱が出来ます。
CVVCの特性上、最初から単独音としても原音設定されているので、何の補助ソフトが無くてもとりあえず音は出ます。
れんたんじゅつの短所は?
連続音だけでなく、収録量が同程度のCVVCと比べても滑らかさに劣ります。
連続音と違い音素を選ぶ余地がほとんどなく、調声時に取れる選択肢が乏しいです。
CVVCの短所は?
連続音に比べると滑らかさに劣ります。
連続音と違い音素を選ぶ余地がほとんどなく、調声時に取れる選択肢が乏しいです。
収録量が同程度のれんたんじゅつと比べて、原音設定量は倍あります。
補助ツールなしでUTAわせるのは大変なので、presampの導入がおすすめです。
リンク
CVVCを単独音のように使えるようにするツール presamp [presamp配布所]
CVVC録音リストの選び方 [CVVC録音リストチェック]
れんたんじゅつってどんな音源?
録音方法を工夫した単独音です。
1音ずつ録音する単独音とは異なり、連続音のように複数の音を続けて収録します。
フレーズ内の音を単独音として使うことによって、
CVVCってどんな音源?
[か][さ]など単独音(CV)と、[a k][u s]などのVCをあわせて使う方式です。
例えば「おさかな」は[お][o s][さ][a k][か][a n][な]となります
CVVCで使う単独音は普通れんたんじゅつのものなので、れんたんじゅつ+αといえます
調声に少しコツはいりますが、上手く使えば連続音ほどではないものの、自然な歌唱をしやすいです。
連続音で収録が難しいが、単独音では満足できない場合に有効です。
2モーラリストの特徴は?
多モーラの連続音・CVVC・れんたんじゅつと異なり中の人の肺活量が少なくても収録できる事が最大の特徴です。
また、[- か]と[か]の2種類の単独音を切り出すことができ、多モーラのCVVC/れんたんじゅつに比べて少し表現の幅が広いです。
一方で、多モーラリストに比べて「定番のガイドBGMがない」「原音設定量が増加する」「収録効率が下がる」等の課題があります。
個人差はありますが、「多モーラリストに比べて表情を付けにくい」という説もあります。
れんたんじゅつの長所は?
収録量が連続音の1/7〜2/7と極めて少なく、慣れた人なら3分程度で収録でき、連続音に比べて安定した音源を作りやすいです。
原音設定量は単独音と同じなので、かなり少ないと言えます。
連続音には及びませんが、単独音より滑らかに歌いやすいです。
操作方法は完全に単独音と同じなので、UTAU標準機能のみで不自由なく扱えます。
CVVCの長所は?
収録量が連続音の1/6〜1/3と極めて少なく、慣れた人なら5分程度で収録でき、連続音に比べて安定した音源を作りやすいです。
連続音の次ぐらいには人間らしい歌唱が出来ます。
CVVCの特性上、最初から単独音としても原音設定されているので、何の補助ソフトが無くてもとりあえず音は出ます。
れんたんじゅつの短所は?
連続音だけでなく、収録量が同程度のCVVCと比べても滑らかさに劣ります。
連続音と違い音素を選ぶ余地がほとんどなく、調声時に取れる選択肢が乏しいです。
CVVCの短所は?
連続音に比べると滑らかさに劣ります。
連続音と違い音素を選ぶ余地がほとんどなく、調声時に取れる選択肢が乏しいです。
収録量が同程度のれんたんじゅつと比べて、原音設定量は倍あります。
また原音設定の難易度も最も高く、単独音・連続音両方の原音設定を理解していることが望ましいです。
補助ツールなしでUTAわせるのは大変なので、presampの導入がおすすめです。
リンク
CVVCを単独音のように使えるようにするツール presamp [presamp配布所]
CVVC録音リストの選び方 [CVVC録音リストチェック]
単独音ってどんな音源?
[か][せ][ちゅ]のように、日本語の1音を1単位に録音した音源です
例えば「おさかな」は[お][さ][か][な]となります
単独音の長所は?
1音ずつ録音するため、安定して録音することが最も簡単です。
1音ずつ収録するため、1つの音をぎりぎりまで伸ばして録音するようなことが可能で、UTAU上のロングトーンで劣化しにくいです。
逆にロングトーンを捨てるならば、圧倒的な収録量の少なさを活かして、多音階や多表情音源方向に組みやすいです。
UTAUの標準機能だけで扱える音源です。
ガイドBGMや収録補助ソフトのOREMOなどを導入しなくても、なんとなくで録音できる手軽な形式でもあります。
単独音の短所は?
音の繋がり情報がほぼ記録されていないためため、人らしく歌わせることは難しいです。
原音設定量は少ないものの、連続音に比べて自動推定の精度が低く、設定項目が多いため原音設定は少し難しいです。
ある程度しっかり原音設定しないとまともに歌わせることができません。